お知らせ

組合員・利用者の皆さまに寄り添いつづけるために

2023年01月20日

山本 陽平(2014年入会)

仕事内容:研修会の企画・運営、JAからの問い合わせ対応(JA支援部)

 

■これまでのキャリアと現在の仕事

 入会して最初に配属されたのは、損害調査部の総合査定グループ。ここでは、「いえ」の保障である「建物更生共済」に関する支払査定を担当しました。組合員・利用者の方が地震、台風等の自然災害や火事、落雷等で被災された際に、その被害に対する共済金をお支払いする業務です。共済金の請求に対して一件一件審査をして、お支払いの可否や損害額を決めます。ご契約者様からお預かりした掛金を公平かつ迅速にお支払いすることを使命とし、また常に心掛けていました。
 現在配属しているのは、JA支援部の業務企画室業務グループです。JAに対して事務手続きのサポートを行うのが主な仕事です。例えば、JAからの様々な問い合わせに回答することや、JAの窓口担当者であるスマイルサポーター向けの研修会講師、JAの事務レベルの向上を目的に実績表を作成しデータ分析を行う等の多岐に渡る業務を行っています。現在の部署は組合員・利用者の皆さまとの直接的な接点はありません。だからこそ、日常からJA職員の声を大切にし、課題・問題点を確認していくことで、より一層、事務改善・課題の解決に繋がっていくように心掛けています。

 

■だからこの仕事が好き!

 本会に入会して一番やりがいを感じた出来事は、2019年10月発生の台風19号による建物の損害調査・査定業務です。この災害により、県内の広範囲に渡り河川の氾濫による床上浸水、強風による屋根の破損等の甚大な被害を受けました。過去に例を見ない甚大な被害に対応するため、JA共済にご契約いただいている建物の被害棟数をJAにヒアリングし、集計した被害棟数をもとに損害調査体制や査定体制を編成し、損害調査に動員出来うるJA職員や本会の他部門の職員それぞれに役割や業務分担を指示しました。損害調査を迅速に完了させるため、動員した職員に損害調査の手順の研修会を開催したり、建物の外部鑑定人と密に連携して損害調査の難しい寺社仏閣等の特殊な物件の損害調査を進めたりした結果、ご契約者様への迅速なお支払いを実現することができました。これはJA共済の事業理念である“助け合い”が形となって現れた瞬間でありましたし、迅速に共済金をお支払いしたことに対し、多くの組合員・利用者の皆さまから、感謝の言葉がJAの職員を通じて私に寄せられました。今後はこの経験で得た知見を、次世代を担う後輩たちに引き継いでいきたいと考えています。

 

■今後の目標・将来の夢

 今後の目標は、世代を超えて一人でも多くの方にJA共済の魅力を伝えていくことです。
 共済事業の根幹は、JAの共済担当職員であるライフアドバイザー(LA)やスマイルサポーターが組合員・利用者の皆さまにとって本当に必要な保障を提供すること、すなわち安心と満足をお届けすることです。そのためには、LAやスマイルサポーターの更なる育成・支援が必要不可欠となります。これまで経験してきた仕事や、今後経験していくさまざまな仕事を通じて得られる知識・経験をもとに、より一層広い視野を持って、JAのサポートを担えるように努めていきたいと思います。